エムズコレクション:紙と木で創る懐かしい鉄道情景の世界です

Oゲージ物語02

Oゲージ物語~そしていま

KTM Cタンク

時代も移り、40数年後のある日、ひょんなことから3線式OゲージのカツミCタンクを手に入れた。手に入れたからには走らせてみたくなるのが人の常である。さすがに子供の頃のOゲージ関連品は何も残っていなかったが八方手を尽くして線路とトランスを手に入れることが出来た。
機関車を線路に載せトランスのノッチを入れると、前照灯が点り、あの頃の記憶が鮮明に蘇ってきた。独特のコイルの焼けるにおい、トランスのうなり、大げさな走行音、どれをとっても当時のままの懐かしい記憶だった。

40年後のブリキ貨車

次の段階は当然列車として走らせて見たくなる。現在のOゲージ市場を見渡してみると新品は外国型か高価なOJ日本型のみ。3腺式の中古では当時のブリキ製品は状態の良いものがほとんどな手に入らなかった。う~ん。

アクリル製軸箱

売ってないならいっそのこと作ってしまえということで、Cタンクのミキストにぴったりな何処にもないアイテムで木造ワフと木造ワを製作することとした。
車体はレーザーカット抜きの厚ボール紙貼り合わせとした。肝心の軸箱は雰囲気のいいパーツがなかったので考えた末、レーザーカットしたアクリル製パーツを組み合わせることにした。
特にワフのデザインは何処の何々というわけではなく、自分の好きなフォルムにしてみた。よくある妻面に飛び出たハンドブレーキカバーは好みでないので取り付けていない。そしてテールランプはなく、赤い後部標識板である。この辺が自由形の気楽なところである。
ディティールは機関車とのバランスもあり、最小限にとどめた。特に床下のブレーキまわりはアクリル製では破損しやすいのでほとんど表現していない。車輪とカプラーは旧製品の流用である。(カプラーは舶来品が、車輪はプレートの復刻版が現在も手に入る。)軸受けがアクリルなので若干強度に不安が残るが、車体が軽いのと高速でガンガン走らせることもないだろうと勝手に納得。この辺は今後の課題とした。

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